禁酒
禁酒と断酒ってなにが違うのかな?
そういえば絶食と断食ってのもあるな。
意味的には同じだろうが、形が違えば意味も異なるはずだ。
まあ、たぶん「断つ」方にはかなり己の意志の存在があるとは思うし、
「禁ずる」方には己の意志よりも大きな何かに支配されている感があるような気もする。
だから「断食道場」があっても「絶食道場」はない。
病院の検査のために食を抜くのも「断食」ではなく「絶食」だ。
で、この文章を書いている時に変換したら、
「断食道場」はそのまま出てきたが、
「絶食」には「同情」が続いた。
なんだか、すごいユーモアだなと感心した。
断食は己の意志だから同情するに値しないという意味なのだろうか?
でも、たぶん多くの場合は両方ともに入れ替え可能な気もする。
特に食の場合は、絶も断も共に「たつ」と読むのだから。
で、どうでもいいことだが、
酒を抜くことを私は「酒断ち」という。
読みは「さかだち」である。
ちっちゃなシャレのつもりなのだが、
文字で書くと誰も「さかだち」とは読んでくれず、
話すと誰も「酒を断つこと」だとは思ってくれない。
だから、シャレとして成立したためしがない。
まだまだ修行が足りないらしい。