人として

何日か前、読売新聞の人生相談(人生案内だったかも)で面白い意見があった。

もちろん「意見」ではなく「相談」なのだが、

その相談の前提である意見にぶっ飛んだ。

 

たしか中年の主婦からのご主人に関する相談であった。

ご主人はほとんどすべてにおいて素晴らしいのだが、

人として許し難い点がある、という相談なのだ。

人として許し難い、と聞くとどんな不道徳なことなのだろうと

いろんなことを想像したのだが、

続く言葉でそれを、折り畳み傘を持たないこととするのだ。

雨が降りそうな日でも折り畳み傘を持って行かないということを

「人として許し難い」とまでいうことに、

これが唯一最大の不満だとすれば完璧なご主人なのだろうと思うので、

これは新手のノロケなのか?とすら感じた。

なんにしても「人として」の基準が高くなったと言うべきなのか、

それとも低下したと言うべきなのか・・・・・?