イモリからカエルを見る
不摂生で胃の具合がよろしくない・・・・。
ところで、
これまで滅多にコメント欄への書き込みがなかったのですが、
イモリとカエルの話になるとコメントを二つも頂戴できました。
なので、まあその続きですが、
なかなか言葉で書きづらいので
お読みいただいても隔靴掻痒にちかい気持ちになるかも知れませんが、
しばしのお付き合いをお願いします。
イモリを調べていると、
とにかくツメガエルと異なることはすでに何度も書いています。
では、そこから何が見えるのかです。
つまり、イモリを新たに調べて「イモリはこうです」で基本的には構わない。
しかし、そこから何か見えて来ないとつまらないと思ってしまうわけです。
で、イモリとツメガエルの原腸形成過程がどうも異なるようだというのは
以前から言われ続けてきています。
まあ、この事実を多くのツメガエル研究者は知らないわけで、
だからツメガエルが分かれば脊椎動物は分かるという戯れ言を信じているのでしょう。
で、何が違うのかについてですが、
そもそもツメガエルで見られている体軸形成の分子機構の解釈が
もしかしたら根本的に間違えているのではないかと思えるのです。
言い方を変えれば、それを支える分子機構とオーガナイザーの働きが、
なんか間違えているような気がしています。
具体的に文章で書くのは難しいのですが、
ツメガエルでその分子機構で体軸ができるのはたまたまであり、
それと、昔からいわれている「オーガナイザー」の働きとは一線を画するような。
実はこのような見方をすれば、
ツメガエルの原腸形成機構がなんとなく見えてくるように感じることがいくつかあります。
その上で、あらためて分子の解釈をすることで
本当に両生類のオーガナイザーがどうなっているのか分かるような気がするということです。
やはり目の前で身振り手振り、漫画も書きながらでないと何も伝えられません。
う〜〜〜ん、日本語作文能力の限界かな・・・・。
興味のある方はぜひ話しにきて下さい。