野球の監督って

阪神の真弓監督が事実上の解任となりましたね。

この件について何か言うつもりは毛頭ないのですが、

プロ野球の監督について以前から疑問がありました。

 

負けが込んできたら、あるいは結果論としての監督批判って感じの

一昔前の感情的な議論には何を言ってもしかたないでしょう。

しかし、論理的だと思える複数の解説者が、

それも他人の悪口を言いそうにないような人格者に見える人が、

昨シーズンの真弓監督の采配についてシーズン終了後に苦言を呈していました。

今シーズンの始まる前の優勝予測で「普通に行けば阪神」だと言ってて

「普通に行けば」の意味を問われた時に口ごもっていました。

とても「監督采配」だとは言えなかったのでしょう。

 

で、ここで疑問なのですが、

オーナーや球団は監督を選ぶ時にこのようなところを見ないのでしょうか?

もちろん野球だって思惑通りに行かない時もあります。

でも、やはり確率論的に「この場面ではこうする」のが最も成功する可能性が高い

ってのが間違いなくあるはずでしょう。

それが「セオリー」と呼ばれているものだろうと思います。

で、複数の人から采配に疑問符を付けられるということは

この「セオリー」に明らかに反しているってことでしょうから、

そういう人をなぜ監督として迎えるのか?って疑問です。

例えば、統計的・確率的に考えてセオリーというものがあるのなら、

それは簡単な試験で能力を確かめられますよね。

なぜそれをしないのだろう???不思議です。

それともそんなに簡単なものではないのでしょうか???

 

でも、「監督で少なくとも5つは試合を落としている」って

昨シーズン後に複数の解説者が言っていましたよ。

これが正しければ、普通なら当然するべき策を取らなかったのか

してはならない策を取ったのかのどちらかでしょう。

それって、事前にわかることじゃないの???

飛行機や列車でも運転のシミュレーションさせるじゃないですか?

想定される(あるいは実際の)試合の状況を提示して

そこで取る作戦をいくつも出させてみたら

専門家なら「???」ってことになるわけでしょ?

できないのかなあ????