人口について

飢餓に苦しむ子供たちを助けようと運動されている方がいます。

貧しい国の子供たちにワクチンを送ろうという運動も聞いたことがあります。

古いところでは、USA for AfricaWe are the worldの運動をしていましたよね。

私が知らないだけで、これ以外にもこのような運動はたくさんあるのでしょう。

どれも素晴らしいことだと思います。

 

ここで少し考えてみたいことがあります。

いまの地球の人口は65億人を超えたといわれています。

ある計算によると地球は50億の人口しか養えないとも言われいます。

これは、書き方によっては大ひんしゅくを買う可能性のあることなのですが、

もしも、毎日たくさん亡くなっている貧しい国の子供たちが

我々からの救済によって先進国並みに生きながらえるとした時に、

はたして彼らは食べていけるのだろうか?と考えてしまう。

だから、もしも子供たちの命の救済を考えるのなら、

せっかく生まれてきた命を、生きながらえることのできる命を失わせないというのなら、

地球全体の人口の制御まで同時に考えるべきだろうと思うのである。

バースコントロールという言葉があるが、

この教育を特に貧困国で行なうべきだろうし、

援助物資に避妊具を加えるとか、

中国の一人っ子政策ではないが、

政治的にあるいは法的にもなんらかの規制を考えなくてはならないように思う。

 

生まれてきた命を大切にすることに全く異論はない。

しかし、その命をこの地球ではまかない切れないという現実がある以上、

そこに何らかの思考が必要なのだろうと感じるのだ。

何かを変えればそれに伴って別の何かも変わる。

それは当然のことである。

いまは飢餓に苦しみ貧困の中で多くの子供が亡くなっているという悲惨な現実の中で

この地球がかろうじて成り立っているのかもしれない。

その全体を見た上で次の一手を考えなければ意味はないのだろうとも思う。

そして、それは政治の仕事だと本当に感じるのだ。