松山中央高校、その後
先日に松山中央高校へ講演会に伺った話はこの欄でも書いた。
その反応が高校のホームページに載っていた。
(このページの下に貼付けています。クリックで拡大)
私は話をするのが好きだし、
好きだからこそがんばって準備もする。
できるだけ「面白い」と思ってもらえるように努めてもいる。
でも、実際に生徒さんたちがどうお感じになったのかはわからない。
だから、このような感想を頂戴できるととてもうれしい。
そう言えば、先週のレクチャーのあとに、
お客様と少し長い時間話をしていた。
その時に「一年が待ち遠しかった」という過分なお褒めの言葉を頂いた。
たまたま偶然に聞いた橋本の話が面白かったから他のレクチャーにも参加したのだけれど、
他のはまったくつまらなかったという強烈な褒め言葉も飛び出した。
まあ、合う合わないは相性の問題が大きいので優劣の問題ではないのだが、
たまたま、その方のその瞬間の思考に橋本の話が響いたのだろう。
まあ、誉められるのは嬉しい反面で厳しくもある。
具体的な内容ではなく、「よかった」という感想だけが頭に残っていると、
次の機会には「あまり面白くなかった」と感じられることがあるからだ。
「奈良の大仏」である。
老舗の代替わりがあると、
先代と同じ仕事をしていたのでは「質が落ちた」と評価されるらしい。
先代よりもかなり努力をし、先代を越えるモノを作って初めて認められると聞く。
認められるとは、先代と同じだと認められるにすぎない。
恐ろしいと同時に気も引き締まる。
お久しぶりです。ほめてた本人です。
レクチャーについて「時間が短い、頻度も少ない。もっと聞かせてくれ」、と不満?を抱き、ネット配信などをはしもちさんに勧めたわけです。
そのとき引き合いに出したネットラジオ番組を紹介しておきます。
http://www.voiceblog.jp/seishun-cho/1283634.html(前半1/3は雑談です)
ヒ素を摂取する生物の回です。素人と博士の会話形式で、高校レベルの科学トピックを解説する番組です。
>橋本の話が面白かったから、他のレクチャーにも参加したのだけれど、まったくつまらなかった
他のレクチャーは研究発表で、一方、はしもちさんのそれは「私はこう考えますが、あなたはどう思いますか」という問いかけが多いので、相対化するのはちょっと違いましたね。失礼しました。感じた面白さをもっと単純に表現すればよかったですね。「科学は面白い。哲学することは楽しい」、というのがはしもちさんのレクチャーの魅力だと思います。