減量2

リバウンドについても屁理屈を捏ね回してみたい。

この欄でも書いたことがあったと思うが、強烈な嘔吐と下痢に見舞われたことが過去にあった。食べたらすべて吐くし、とにかくずっと水のような下痢をしていた。この時に二日程度で5キロ痩せたのだ。たかだか二日なので、体脂肪が落ちたとは考えにくい。だから、私の結論は、口から肛門までにあったものの重さが5キロだったのだろう、である。これはそんなに間違ってはいないと思う。

プチ断食とか食事制限をしたら最初は一気に体重が落ちるが、途中から体重の減り方が鈍ることは知られている。また、少し食べると一気に体重が増えて、それを「リバウンド」とされるのだが、上に書いた事象から考えて、減量の最初に体重がどんどん減るのは、単に消化管にあった「もの」がなくなった分の重さであろうし、途中から少し食べたら体重が増えるのも、消化管の中の「もの」を補充したに過ぎないわけであって、体脂肪の増減には一切由来しないことなのだろう。だから、たとえば消化管の中身を全て無くした後に減る体重が本当の意味での減量の効果だろうし、別に消化管の中身を無くさなくても、同じ生活をしていて体重が減ってきた時が減量の成果だと思う。いや、普通に考えて、たとえばビールを中ジョッキで2杯飲んだら単純計算で1キロは体重が増えているはずだし、トイレに行けばその分の体重は減っているはずだろう。ちょっと多めの大便をしたら1キロくらいは体重が減っているだろうし、多めの小便でも(膀胱のサイズは人によって異なるだろうが)500グラム〜1キロ程度の体重の減少は想定できる。要するに、一日の中でも体重はおそらく数キロの範囲で増減しているのだが、それは「体重」の増減ではなく、膀胱内の水分も含めて消化管の内容量の増減だと考えて構わないだろう。だから、毎日の体重測定は同じ条件で行なわないと意味がないという理屈になる。理想的には朝起きて何も口にせずトイレに行った直後か、夜の入浴直後くらいが理想的だろうか。

まあ、おそらくこれが一般的に言われる「リバウンド」の正体なのだろうと思っている。