素朴な疑問・・・1
兵庫県知事のパワハラ問題についての素朴な疑問である。法律に関しては完全なる素人なので頓珍漢なことを書くかもしれないが、その際には「素人のたわごと」としてお許しを願いたい。
まず、告発内容の真偽の程は別として、告発された者、しかも相当の権力を有する者が、告発者を特定し、尋問し、処罰することが公益通報者保護法に反していないのか?が素朴に疑問なのだ。告発された側が調査して「真実相当性が低い」から「公益通報には当たらない」としているわけで、これが許されたら公益通報など誰もしなくなるしできなくなる。この不利益を防ぐために法律ができたはずだ。これは、告発が間違えている・いないの議論ではない。告発内容の判断は独立した第三者機関で調べて判断されるべきということ。「県のトップが告発されている内容」について「県が調査すること」が妥当かどうかという問題は、パワハラ問題の議論とは別になされるべきであろうと強く思う。もしパワハラそのものに問題がなかったとしても、告発に対してこのような対応をしたという事実のみでかなり問題があると個人的には強く感じる。
(つづきます)