足組み
西欧の人は正式な場でも足を組む。首脳会談などであっても堂々と足を組む。日本人的な感覚では非常に無礼に映る。以前に「西欧の人はフランクな関係を好むから親愛の情を込めて足を組む」と聞いたことがあるが、どうもそうではないらしい。椅子に座っていないと足を組めないのだから、もともと椅子の文化が基本にあるのは間違いない。詳細は他のところを見ていただきたいのだが、目の前の相手を攻撃しない証として足を組んだそうだ。
以下は、ここからの妄想です。こう考えれば畳文化の日本で正座するのが礼儀となったのも、いきなり斬りかかったりできない体勢を礼儀としたのかもしれない。そして、日本人が椅子に座るようになっても膝を揃えることが礼儀正しいと考えたのも正座から来ているのではないのかな?
ただ、畳の上で胡座をかいても刀を抜けない、というか星座よりも胡座の方が刀を抜きにくいと思うし、気の置けない人の近くでは刀を右側に置いてすぐに抜けないようにするだろうし、お屋敷なのでは刀を預けてから主人のところに行くだろうから、膝を揃えることと相手に切り掛かることとはまったく関係ないようにも思う。どうなんだろう???