記事
先週からいろいろと取材を受けさせていただいている。
記者の方々も興味を持ってお聞きくださっているように感じる。
先日もJSTサイエンスポータルの記者の方から電話取材を受け、
それが記事になって本日ウェブにあがっていた。
その中で橋本の話している内容として書かれているのがこれ↓だ。
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橋本主税さんは「尾から頭に形成されるということが信じられたのは、1世紀前から生物の教科書に書かれ、根拠が不十分なまま、みんなが思い込み、それ以上考えなかったためだろう。先入観が強くて、否定する研究者は今も多く、13年間、無視され続けて苦労した。しかし、実験データとともに動画を示すと、信用してくれる研究者が大半だ。神経の軸が頭から形成されるのは理にかなっている。その原動力になる細胞の運動様式もわかったので、次第に受け入れられていくだろう。教科書も早く変えないといけない」と話している。
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確かにこのようなことを話しはしたのだがこの記事の表現はいささかキツい感じがする。
これを橋本が表現すれば以下のようになるだろう。
「根拠が不十分なまま、みんなが思い込み、それ以上考えなかったためだろう。」
↓
「おそらく組織運動に関しての直接的な証拠が出されたことはなく、
なんとなくどこかに記載され、それが常識のようになり、
皆に信じ込まれて思考停止に陥ったのではないだろうか?」
「実験データとともに動画を示すと、信用してくれる研究者が大半だ。」
↓
「研究者相手でも、実際のデータをお見せしてきちんと話せば信じていただける。」
「神経の軸が頭から形成されるのは理にかなっている。」
↓
「その他の脊椎動物の発生過程を見れば、
頭尾体軸が頭部から決まることは自然であるし進化の過程を想像しても考えやすい。」
「教科書も早く変えないといけない」
↓
「教科書は、たぶん変わっていかなければおかしいだろう」
似た表現に感じられるのかもしれないが、
橋本にはちょっとだけ異なると思っている。
どうだろう、ご理解いただけるのだろうか????