信号機

ノーベル賞であらためて青色発光ダイオードが話題になっていますね。

信号機もLEDのものが増えてきています。

消費電力の安いというのも利点ですが、

信号機の場合は別の意味があると思います。

従来の信号機では太陽光の反射によって赤黄青すべてが点灯しているように見えることがあり、

これが危険だと指摘されてきていますし、

実際に朝方に東に向いた(夕方に西に向いた)信号機では

いまどの電球が光っているのか判別に苦しむこともありました。

これは、信号機の電球が入っている奥に凹面鏡があり、

それに太陽光が反射してあたかもその電球が光っているように見えることが原因だそうです。

だから、LEDにすれば凹面鏡に反射させることもなく、

色付きのガラスを置く必要もなくなるからこのような心配が無くなるということで、

この意味からもLED電球への付け替えは素晴らしい意味があるわけです。

だから、すべての信号機がLEDに置き換わればそれに超したことはありません。

しかし、現実には予算の関係もあるのでしょう、

信号機の置き換えはゆっくりと進んでいます。

おそらく交通量や人通りの多い場所を優先したりしているかもしれませんが、

上の原理を考えると、当面の間は北に向いた信号機の電球は替えなくても良いが、

特に東向きや西向きの信号機は優先して取り替えられるべきだろうと感じます。

でも実際は交差点ごとに取り替えをしているのでしょう。

ビルのおかげでに朝日も夕日も当たらない場所の信号機がLEDにかわり、

まともに西日の直撃を受ける信号機が従来のまま残っています。

コストも手間もかかるのかもしれませんが

安全面を考えればこの辺りを考えることも重要なのかも知れませんね。