進化を考える上での階層性

さて、たとえば発生拘束を受ける類いの変異とはいったいどういったものなのか?

ダーウィン流の自然淘汰で議論可能な変化はどのようなものなのか?

その他にもこの中間のような淘汰圧もあるだろう。

これらは、分類群の細かさ(種間の議論と綱間の議論の違い)に依存するものかもしれないし、

変異の種類に依存するものかもしれない。

進化には、大進化と小進化があると言われているが、

そのようなおおざっぱな分け方を超えて、

もう少し詳細な検討が必要なのかもしれないと思う。

当然のことだが、すべて一対一に対応できるものではないし、

変異の質によって議論も異なるだろうが、

ある程度の階層分けすることで何か見えてくるのかもしれない(でも無理だろうな)。

 

私はこんなことをごちゃごちゃ書いているが、

この稚拙な議論からもお分かりのように進化についてはよくわからない。

でも興味があるので何となく目についた論文は読んでいる。

そして、上に書いたような議論がごちゃ混ぜにされているように感じてしまうのだ。

本職の方々がこの議論をしないのだとしたら

かなり基本的な部分で解決済みなのかもしれないのだが、

進化の時間軸と発生現象の時間軸との融合は

いまだに私には見えてこないように感じている。