永遠の・・・1?

年末に「永遠の0」を読んだ。

正月には映画も見た。

 

本当は読了後になにか書こうと思った。

でも、軽々にはかけないなと思った。

しかし、いつになっても書けそうに思わない。

 

ある映画監督は「記憶から消し去りたい映画」だと言ったそうだ。

根拠は「戦争賛美だから」らしい。

まあどう受け止めてもその人の自由だし正解などないかもしれないが、

私が感じた百田尚樹のメッセージは、

戦争が終わって来年で70年になる。

戦争を経験した人たちの声を聞けなくなる。

だから、少しでもいまその声を残したい。

戦争に行った人たちの言葉を伝えたい

そういうものだったに違いないと思うし、

その言葉は何度も登場人物の言葉として文中に出てくる。

 

解釈もいろいろとあろう。

それは個人の持っている物差しが違うのだから仕方ない。

でも、いまの日本を命を賭けて守ってきた人たちの名誉のためにも

書かずにはおられなかったのではなかろうか。

もし、先人の感情を踏みにじる内容なら、

いままだ生きていらっしゃる方々が黙ってはおられないだろう。

そういう覚悟もって書き上げた作品ではなかろうかと思うのだ。

確かにフィクションの形式をとっている。

でも、架空の筋書きの中で語られている言葉は真実であろう。

そこに手を抜いてはこの作品は書き上げられない。

徹底的にそして正直に誠実に事実と向き合い

その底流にある言葉を汲み上げるという

想像を絶する作業は取り憑かれたような使命感がなくてはできないだろう。

 

現時点で400万部近く売り上げられていると聞く。

個人的には、反感を覚えても知らないよりはよほど良いと思う。

この作品はできるだけたくさんの人に、

時間がなければ映画でも構わないが、

できれば小説を読んでもらいたい。