神戸駅
神戸駅で待ち合わせる時に「南側」と言われたらどこで待ちますか?
普通はモザイクに向かう方向でお待ちになると思います。
しかし、実は神戸駅は地図でみると見事に南北に伸びているので、
「南側」と言っちゃうと兵庫駅方向へ線路に沿って向かうこととなります。
だから普通に多くの人が「南側」と思っている方向は「東側」だったわけです。
これは単純に東海道・山陽本線が全体として東西に伸びていることからの誤解でしょう。
で、面白いのは神戸駅の構内図を見ると多くの人の認識どおり
海側(本当は東側)を南口とし、山側(本当は西側)を北口としているところです。
これはJRにとっても痛し痒しなのでしょう。
地図に正確に書けばたぶんお客さんの多くが迷ってしまう。
だって「南側で待ち合わせよう」として「南側がない」わけですから。
同じようなことは淀川の西側にも見られます。
阪急十三駅は南北とは申しませんが、北北西から南南東に伸びているはずです。
だから、感覚的に大阪方面に向いて右手は南で左手は北になるはずが、
地図上では右手が西で左手が東となっています。
ここで阪急電鉄とJRの違いが出るのは、
阪急電鉄は地図にあった表示をしていることです。
だから「しょんべん横町」の方向は西口となります。
この理由は単純で、なんとなく南へ流れていると感じる淀川が、
実はこの辺りでは南西へと流れているので、
川に直角に橋をかけようとするとその直前の駅の方向は東西には伸びないということです。
で、神戸駅の話ですが、
私たち神戸市民は神戸駅の方向に気付いていますから逆に紛らわしいことになります。
待ち合わせ場所をどう言ったら混乱しないのか?ということです。
これはもう複数の情報を駆使して混乱を避けるしかないですね。