ちょっとお疲れだなあ

最近、イモリとカエルの話で個人的に盛り上がっていて、

そのせいかどうか、ちょっと気合いが抜けてきた。

体力的にというよりも精神的にお疲れモードだな。

 

ところで、今月末に出版社の方と教科書執筆者の方・高校の先生方がお越しになって

両生類の原腸形成を考える会(仮題)が開かれます。

そこに、「生物の先生方をまとめるような」東京の先生もご参加になることが決まり、

もしかしたら教科書が変わる?と期待も出てきたのかも???

ってのはまあ冗談で、

ツメガエルは陥入しませんって高校の教科書に載せたら

たぶん高校生の頭は混乱して爆発するだろうから、

ここは戦前から続く「陥入」派の勝利でしょう。

ただ、この古き悪しき伝統はいつかは変わらなければならない。

これまでは両生類とトリが異なるで済ませられていたのが、

両生類でもそれぞれまったく異なるのが事実となるわけで、

これをいつまでもごまかし続けるわけにもいかないだろう。

どこに着地点を見つけるのか?

それともいっそのこと「原腸形成」を教科書から除くのか?

 

もう少し、イモリとカエルの違いを明確にできたら、

逆にいまの教科書の内容よりも明確にはなるかもしれない。

まあ、そういう期待も込めていま研究しています。

全体の違いはもう分かったので、

どう違うのか?どう同じなのか?

原則相同な現象がどう合わさったらこのような違いが生じてくるのか?

ここが明らかになればたぶん脊椎動物全体に影響できるし、

いまのようにイモリとトリは全然違うという話にはならないんじゃないかな。

なんにしても、いままで闇の中だったことが少しずつ表に出始めているのは間違いない。

 

とりあえずその集まりは午後2時頃から始めて議論を深め、

そのまま食事の場に移ってさらに議論をするという、

まあ橋本お得意のながれで動くことになっています。

いい議論ができて、新しい発見ができればいいなあ。