研究員レクチャーやります
明日、生命誌研究館において研究員レクチャーをします。
予定では2時から3時半までの90分間なのですが、
(皆様の了承を得てからですが)私はだいたい2時間ほど話をします。
今回は、相も変わらず「ゲノムのかたち」について話そうと思っていますが、
もちろん2時間程度で話せる内容ではありません。
「橋本のかたちの話をまともに聞いたことがない」などと
何度かご指摘(ご批判?)も受けましたし・・・。
今回も、かたち論の考え方のさわりをお話しして、
ゲノムに関してどう考えるのかについて触れるくらいで終わります。
時間的にはこれが限度です。
ゲノムをそのように考えたら進化や発生はどう考えられるのか?ってところが
本当は一番面白いと思うし、
そういうことを皆様と議論できたら
なにか新しいものが見えてくるかもしれないと思うのですが、
物理的に無理なので仕方ありませんよね。
内容を本当にご理解頂き、その上でまともに議論をする為には
おそらく4〜5回は連続してレクチャーをしなくてはならないでしょう。
じゃあ、だから無駄かと言えば、そうは考えていません。
書いたものよりは話を聴く方が内容に入りやすいのは事実だと思いますので、
とにかく取っ付きとして橋本の口からお話をさせて頂く、
その後に書いたものをお読み頂いたら理解が早いかなと思っています。
このブログにも、ゲノムについていろいろな角度から書き連ねています。
おそらく、いきなりでは取っ付きにくい内容だろうと思いますが、
レクチャーをお聴きくださったあとなら
橋本が言いたいことを少しはご理解頂けるのではと期待しています。
また、もしも過去に橋本の話を聞いたことがある方は
あるいは、このブログやかたち論などをお読みくださっている方は、
あらためてレクチャーを聞くことで理解が深まるかも知れませんし、
あるいは、なにか変なところや、矛盾点を見いだされるかも知れません。
その場合には直接ご質問を頂けますし、
答えられる範囲でお答えをさせて頂きます。
もしかしたら面白い議論に発展するかも知れません。
今のところ天気は崩れない予報ですし、
気温も昨日今日よりは多少は高いようです。
もし時間が許せば高槻まで足をお運びください。