野球をオリンピックに!

五輪での野球競技復活への活動に国際野球連盟の会長が言及したと今朝のニュースに出ていた。

「野球は世界的なスポーツだということを訴えたい」とも言ったそうである。

またプロ野球の選手会は、競技振興の一環としてスリランカの野球を支援することを決めたらしい。

選手会がスポンサーを募り、野球用具を同国に寄贈するそうである。

 

オリンピックの競技に採用されるには政治的な動きが必要であると

様々な人が訳知り顔で話すのを聞いたことがある。

それはそれで本当なのだろう。

しかし、私はこの選手会の動きこそが

時間はかかるかもしれないが、野球の復活に貢献すると思う。

もしも国を挙げて野球を競技種目に復活させようと考えるなら

野球などまったく知らない国に道具を寄付し指導者を派遣して、

それこそ、小学校の必須科目にするくらいの経済的支援をしても良いと思う。

本当に野球という競技を面白いと思っているのであれば

その面白さを世界中の子供たちに知らせることこそが

小賢しい政治的動きよりも遥かに力を持つと感じる。

 

サッカーをオリンピックから外す動きなどは想像すらつかない。

なぜなら、それこそがまさに「世界的なスポーツ」であるからである。

世界中の路地で子供たちが裸足でボールを追って駆け回っている。

ボールと言っても、手作りのいびつな形である。

このスポーツを政治力で競技種目から外すことができようか?

面白いことを、あるいは世界的なスポーツであることを

言葉でいくら訴えても仕方が無い。

というか、訴えなくてはならないという現実自体が

世界的に認知されていないことを如実に物語っている。

考え方を変えるべき時なのではなかろうか?