プライド、その他
いしだあゆみさんがお亡くなりになりました。それで「プライド 運命の瞬間」を思い出しました。津川雅彦さんが良い演技をしていました。それで、この週末に「日本の一番長い日」「氷雪の門」も一緒に一気見しました。「日本の一番長い日」は役所広司さんが阿南陸相を演じて素晴らしい作品になってましたが、今回のは三船敏郎主演の岡本喜八監督作品です。この辺りの映画を見ると、あるいはこのあたりの小説を読むといろいろと考えさせられます。
映画が焼き直されるということは、第1作目が良かったことを物語っているのでしょう。私の好きな時代劇の一つ「切腹」も原作は滝口康彦の短編小説だったものを元に橋本忍が素晴らしい脚本を書き、小林正樹監督が時の名優を使って素晴らしい映画に仕上げています。これは仲代達也主演でしたが、近年にも「一命」という表題で市川海老蔵主演で焼き直ししております(残念ながら見ておりません)。他にもたくさんありますが、時代劇つながりなら「十三人の刺客」の片岡千恵蔵版と役所広司版とかは両方とも良かったと思いますが、明石藩主・松平斉韶の異常性は稲垣吾郎の演技に軍配をあげたいです。変わったところでは、「七人の侍」と「荒野の七人」とかも良い映画ですね。
たまに見返したくなる映画があります。その時の精神状態や体調などによって見たい映画は変わります。普段は軽い映画を半身浴をしながら見ることが多いのですが、たまに重たい映画をじっくりと見たくなります。見た後は疲れますので心身ともに余裕がないとダメですが。