レクチャーについて

先だって、レクチャーをどうしようという趣旨の文章を書きました。
しかし、反応がほとんど得られませんでした・・・。
おそらく、このブログの認識度が低いことと
内容が漠然としすぎているために反応できなかったのでしょう。
まあ、しかたありませんね。

昨日、毎年レクチャーを聴きに来てくださる方からお手紙を頂戴しました。
「ここから面白くなる、ここからが大切だと思うところで
時間の都合で次の話に移ることがよくない」という旨の内容でした。
これこそが、私が時間をかけてレクチャーをしたい理由の大きなところです。
もし、思わぬきっかけで言葉の話に流れた時、
それが大切だと思ったらそのまま議論を深めたいと思うのですが、
そうすると、当日に題目としてあげている内容に到達しない。
これを喜ぶ方もおられるでしょうが、
当日の題目を目当てにお越し下さっている方は
とにかく不満を感じてお帰りになるでしょう。
どっちを取るかと言えば、やはり題目通りに進行するしかない。

ゆっくりレクチャーをしたいもうひとつの目的があります。
それは、皆で話し合いながら考えをまとめて
ひとつの文章にしたいのです。
一人で書くと限界があります。
でも、皆で議論をしながら考えを詰めて行くと
おそらく面白い話ができると思うのです。
ゲノムと進化の話になったら
宮田顧問を巻き込んでも面白いと感じます。
分子系統の世界の第一人者ですから
その思想が橋本のかたち論とどこまで融合できるのかです。

とにかく進める必要がありそうですね。
まずは近くの人たちと話し合いの場を始めてみましょうか。