梅酒
「梅酒作りは合法なのに葡萄酒作りはなぜ違法なのか?」
割と昔から存在する質問です。
答えは、「梅酒は既に存在するアルコールを用いるのに対して、
葡萄酒はアルコール自体を作るからである」だそうです。
さて、梅酒を造るのに日本酒を使うと違法になるはずです。
梅酒に用いるアルコールはたしか20度以上のものでなければならないはずです。
だから一般に使われるホワイトリカーは35度ありますし、
その他、梅酒づくりに使われるブランデーなどの蒸留酒もそれ以上あるわけです。
ではなぜアルコール度数が20度を超えなければならないのでしょう?
それは、最初の質問の答と同じで、
アルコールが20度を下回ると梅から出るエキスによってアルコール濃度がさらに薄まり、
結果として梅についている天然酵母によるアルコール発酵が進むからということらしいです。
で、実際に日本酒などで漬けた梅酒は販売はされています。
だから、正式な酒造メーカーが造る分には問題はないということでしょう。
以前に某放送局で味醂を用いた梅酒づくりが紹介されたそうですが、
それが違法だということで抗議が来てアーカイブからも抹消されたようです。
ということは味醂でも梅酒をつくる事が出来るわけですね。
違法なのでもちろん私はやりませんが、
なんかマイルドになってうまそうな気もします。