ワイン

まだ、西川先生も私も京大にいた頃の話。

西川先生と何度かお話をする機会があり、

どんな文脈か忘れたのだが、ワインの話になった。

 

私はワインが好きである。

家には常時30〜40本のワインがある。

来客があればとにかくワインを抜く。

特に好みはないのだが、白はほぼまったく飲まない。

でも、女性の来客のために甘いデザートワインは何本かおいている。

さすがに開けることはなかなかないだろうがシャトーディケムも2本ほどある。

さて、赤ワインの話。

今のところ私のベストワインはカレラジェンセンかカレラセレックだ。

 

西川先生は知る人ぞ知るワイン通である。

「橋本、ワインを語るには年に100万は使わんとあかん」と普通に言われる。

もちろん西川先生ははったり屋でもなければ虚言癖をお持ちな訳でもない。

奥さまに伺っても「すごいのがゴロゴロあるからこっそり遊びに来たら分けてあげる」といわれる。

で、何だろう伝統や歴史の重さなのだろうか、

西川先生はフランスワインの神秘性に魅かれているように感じる。

偶然の産物,神が与えたもうた恵みみたいなワイン思想をお持ちのようだ。

だから、その正反対の思想を持つカリフォルニアワインを好まない。

カリフォルニアワインにヴィンテージはない。

あれだけ気候風土を徹底的に管理された環境では「何年もの」なんて無意味だ。

年によってブドウの良し悪しなんてまず考える必要はない。

だから2000年のボルドーみたいな奇跡は起きないかわりに

大不作なんてこともまず心配しないで良い。

というより、常時極めて高い品質のワインを安定的に安価で生産し続けられる。

で、私のベストワイン、これがカリフォルニアワインなのだ。

この話をするともちろん鼻で笑われる。

 

今日はなぜか西川先生から夕食にお招きを受けている。

ワインを飲ませていただけるらしい。

手みやげに「カレラ」でも持ってうかがおうかな。

まあ、間違えてもフランスさんのワインは持って行かない。