可久弥

大阪駅前第一ビルにあった小料理屋さんの名前です。

「あった」と過去形で書いたのは店を閉めたからです。

姉妹で経営されていた小さなお店でしたが

心のこもったおいしい料理でいつも癒されていました。

この店の料理には様々な食材が使われ、

たとえば刺身のつまにも大根の千切りに茗荷が和えられていたりと、

ほんの小さな、気付かないほどの心遣いがいたるところになされていました。

梅田の隠れた名店がまたひとつ姿を消しました。

なんとも言えず寂しい気持ちです。