比例復活
選挙の結果が出ましたね。
事前の予想通りの数字が出たような気がします。
さて、比例復活ですが、なんだか腑に落ちない人も多いのではないでしょうか。
もちろん個別事例についてではなく直感的にです。
選挙って、当選させたい人に投票する場合もあるけど、
誰かを当選させたくないという理由で投票する場合もあると思うのです。
本当はA候補の支持だが間違いなく通らないだろう。
なら、比例にはA候補が所属する政党に入れ、
選挙区ではB候補に投票する、
その理由は、絶対に当選させたくないC候補を落とすために、
C候補と競っているB候補をあえて当選させようとするような意味合いです。
で、結果としてCは落選、にもかかわらず比例復活って腑に落ちないんじゃないかなって。
まあ、この例が適切かどうか分かりませんが、
でも「落選した候補がいつの間にか当選している」ってことは
本当に直感的に理解しがたい。
復活って、ゾンビじゃないんだから、
比例なら比例、選挙区なら選挙区と
もっと単純にしたほうが分かりやすように思うのは私だけではないと思います。
死に票が多いのは選挙区、特に小選挙区制度では仕方ないことだし、
それも含めての利点があるってことでしょ?
たしかに三つどもえの戦いで最後まで決まらないって接戦もあるでしょうが、
それも小選挙区制度を採用しているのだから仕方のないこと。
「惜しかったから通してあげよう」ってのは本末転倒だろうと思います。
まあ、最善の制度ってのはないだろうから何をしても問題は出てくるのでしょうが、
でも落選した候補者が復活するなんてしっくり来ないなあ。