即避難
原発周囲5キロ圏は即避難と政府指針が出されたそうだが、
この辺りが日本人とアメリカ人の違いが見えるところだろう。
それは昨年の事故のときもそうだった。
アメリカでは50マイル(80キロ)圏は即刻退避らしい。
その後に様々な調査をして安全なところは避難解除とするそうだ。
安全を考えた際にはこちらの方が圧倒的に理に適っている。
日本では基本「大丈夫」を繰り返してあとで大事になる。
何を根拠に「大丈夫」としているのか分からないのだがとにかく大丈夫らしい。
止血剤によるC型肝炎の感染にしても、HIVの感染にしても、
あるいはBSEの問題にしても同じことで、
諸外国が「危ない」として制限をかけているものに関しても、
なぜだか「大丈夫」とする傾向がものすごく強いように思う。
まったく根拠はないのだが、
欧米各国で起きる事故っていうのは単なる未熟さや怠慢に起因することが多いように思う。
しかし、日本での大きな問題は怠慢とも未熟さとも異なる、
なにか分からない日本人の特有の精神構造に依存しているように思えてならない。
これが日本人の精神性のどの辺りに起因するのか?ちょっと知りたい。
「事なかれ主義」とは何となく違っているように思うのだが・・・・。