ここは日本か?

手続きに則り、関係各所と相談しながら進めてきたことが、

権限を持つ者のその時の気分によって否定されるって

ここは本当に民主主義の法治国家なのだろうかと耳を疑いたくなる。

こんなことをしていて中国や北朝鮮のことを何か言えるのか?

 

仮に現行制度が悪いとしよう。

現行法に瑕疵があるとしてもよい。

その場合はその制度や方を改めるべきなのは言うまでもない。

しかし、悪法でも法は法である。

法治国家である以上はそれを遵守することは当然のことだ。

時間をかけ現行基準を満たすように努力を重ねてきたことを

基準自体がが悪いからと無にすることはあってはならないだろう。

基準を変え法律を変えるなら、

それが適応されるのは次回以降でなければならない。

こんな感覚で権力の行使が行なわれるのであれば

それはもはや民主主義社会ではない。

 

騒がれ始め形勢不利と判断した瞬間に「不認可とは言ってない」などといい、

事務方に責任を押し付けているような人格だから仕方ないのだろうな。

そして、舌の根も乾かないうちに一転して「認可」だとさ。

まあ、これで民主主義が最低限機能はしてるってことでめでたしめでたしなのかな?

でも民主主義はかろうじて機能はしたが、民主党はまったく機能しなかったってことなのだろう。

結局、この人が元都知事を「暴走老人」と言ったことばがブーメランのように返ってきただけなのか?

なんにしても、いかなる権力をも握らせてはいけない人間ってのは存在する。

その顕著な例だし事前に想像はついていた。

それをこの職に任命したというのは首相の明確な判断ミスだ。

これを官房長官がかばうことははっきり言って見苦しい。