比例代表制

以下の文章は、ド素人のたわ言である。

間違っているかもしれない(いや、たぶん間違っている)事を

酔っぱらいが立ち飲み屋で声高に叫ぶ

「民主党は・・・・やからアカンねん、分かるかお前は!」みたいな調子で書くことになる。

 

比例代表制は、大ざっぱに言えば死に票を最大限に抑える方法だと思う。

小選挙区では51対49でも、約半数(49)の意見は葬り去られるが、

比例代表制ではその獲得票数に比例して議員の数が振り当てられるので

より民意を反映しやすいのだろう。

だから、立候補は個人ではなく政党単位であるはずで、

この制度だと小さな政党の議席が一定の割合で維持されるので

二大政党制にはそぐわないように思える。

 

この制度では、政党に投票せざるを得ない。

しかし、この比例区で当選しながらその政党を離れる人がいる。

これは、制度の趣旨から言ってまったくの間違いであろう。

「法的に問題ない」とはよく聞かされる言葉であるが、

法律を作るのは誰かを考えたらこの言葉の軽さが浮き彫りになる。

 

また、この制度では、有権者は議員を選ぶことも拒否することもできない。

この政党を応援するが、この人だけは当選させたくないということはあり得る。

しかし比例代表制で名簿の順位が高いところにある候補者を落とすことはできない。

その政党に政治を任せたいと願うから投票することになるが、

それによって当選する人が、最も政治に携わって欲しくない人だということである。

 

で、素朴に思うのだが、

比例代表制とはその政党の、党としての政策に期待をし政党に投票するものであって、

個人の資質に期待するものではないのだから、

国会議員削減の気風も高まっている(?)折りであるわけで、

比例区の数百人の議席は、

議席として国会の投票には影響を与えるものの、

それは政党の議席として各政党が持つものとし、

そこに実際の議員を配分しないということはできないものなのだろうか?

そうすれば、事実上の国会議員定数削減にもなるし、

比例代表制による民意の確保も担保されるように思うのだが・・・・。

素人の浅知恵なのだろうか?

 

まあ何にしても、比例区で当選した議員は政党を離脱できない、

それが制度の趣旨からしても当然のことだと思うし、

早急にそのように改正すべきだろうと感じる。

すくなくとも、一政治家として信念を持って離党するのであれば

ケジメとしてバッヂを外すことは当然のことだろう。

無節操にもほどがあると感じられてならない