白菜の絨毯

白菜10個が届きました。

いま、一枚ずつ葉っぱをはがして床に並べています。

ある程度白菜の水分を飛ばしてから漬け込みたいからです。

 

私は、キムチの正確な漬け方を知りません。

誰かに習ったことも書籍を読んだこともありません。

だからこの方法が正しいかどうかも知りません。

しかし、なんかそれっぽいモノがいつもできますし、

一部の方からは好評をいただいているようなので

まあこれはこれでオッケーなのかなと思っています。

経験から新鮮な白菜をそのまま使うと

水分が多すぎて漬け込むのが私には難しいのです。

だから、いま家中の床の上が白菜で覆われています。

ある意味で壮観な気分さえします。

本格的な漬け込みは明日です。

 

ところで、いままでで好評を博しているものがひとつあります。

市販のキムチで食べた経験が無いので、たぶん橋本オリジナルだと思うのですが、

それは大根の皮を干したものです。

ある意味ではたくあんと同じですからご想像いただけると思うのですが、

実にこりこりとした気持ちのいい食感が味わえるのです。

ただ、これは作るのが面倒くさい、というか時間がかかります。

大根料理を作る時に皮をかなり厚めに剥き、それを捨てずに干しておきます。

かちんかちんに固くなるまで水分がなくなったら完成で、

それをキムチを漬ける時に一緒に入れます。

するとキムチのうまみを吸い込んで戻っていき

絶妙の食感とキムチのうまみのコンビネーションが完成するということです。

今回も大根一本分の皮は用意しました。

ただ、敵は白菜十個ですから、おそらくまったく目立たないまま終わるでしょう。

しかし、大根の皮は、実は、いつ漬け込んでも良いので

大根を向いては皮を干しておくことを今後繰り返して

できるたびにキムチに加えるということで皮の比率は増えることとなります。

キムチの水出しをしてから、キムチの味噌(なんて言うのだろう?)と合わせます。

2週間くらい経てば味がこなれてきますから食べられます。

しかしこの時はまだ「キムチ風白菜の浅漬け」です。

ひと月ほど発酵したらキムチっぽくなってきます。

私は、梨を入れるのが好きなのですがこの季節ではなかなか難しいので

今回はリンゴなどを入れて作ります。

作るたびに入れるものが異なるので毎回違った味が楽しめます。

逆の言い方をすれば、同じものは二度と作れません。

今月末くらいに食せるようになるでしょう。