ニール・ヤング

もうかなり以前、かれこれ10年は経つと思うが、Born in the USAでお馴染みのブルース・スプリングスティーンがMusiCares person of the yearの表彰を受けた。その時に行なわれたコンサートのDVDを見たときのこと、多くのアーティストがブルースの曲を会場で披露していた。そのトリを飾るのはニール・ヤングである。あの、Rust never sleepsのニール・ヤングだ。Helplessのニール・ヤングだ。The Last Waltzでは、登場の瞬間に場の雰囲気を全部持って行ったニール・ヤングだ。

昔から小汚いなと思っていたが、あの時代はそこが格好良かったのだろうとも思う。しかし、この歳になっても小汚さは変わらずだ。というか、歳とともにより拍車がかかってちょっとぶっ飛んでいる。そこがニール・ヤングの魅力なのだろう。会場で見ていたブルースも苦笑いしていた。