ロカボ?
糖分の摂取を低く抑えるダイエットが話題のように思う。
あるいは野菜から食べよう!みたいなことが常識になってきているようだ。
血糖値スパイクって耳慣れない言葉も耳にするようになった。
私の解釈では、急激に血糖値を上げないことが目的らしい。
栄養は腸で吸収される。
だから、なるべく胃の中での滞在時間を長くするために、
胃から出て行きやすい炭水化物を先に食べるのではなく、
胃での滞在時間の長い野菜やタンパク質、
あるいは脂質などを先に食べてから糖質を食べようとする意味らしい。
(ちょっと気になるのは炭水化物を悪者にしつつ食物繊維を良い者としていることだ。
だって、食物繊維だって炭水化物なのだから・・・・
まあ屁理屈だと言われそうなのでこのまま流しましょう)。
そこでふと思った。
たしか胃の中の酸度が高すぎると、
食べたものが十二指腸に流れていかず
結果として胃にずっととどまって胸焼け状態になるはずだ。
胃酸過多で胸焼けになる理屈はこれのようだ。
だから、最近の「食べる順番」の話題でも、
「酢の物から」というのが出てきたりする。
おそらく酢の物で胃の酸度を上げて十二指腸に流れ込む速度を抑えるのだろう。
さて、昨日の昼に梅干しペーストを和えたおにぎりを食べた。
食べ終えて時間が経ってもなんだか軽い胸焼けを感じている。
普通に同量のご飯を食べたときなんか数時間で空腹感を覚えるのに、
自家製梅にぎりだとかなり長い時間「腹にたまっている」感があった。
もしかしたら、ある種の生活の知恵で、
おにぎりに梅干しを入れることで、
同じ量のエネルギーを一気に消費することなく、
長い時間かけて少しずつ使っていく方法を
われわれ日本人は編み出したのだろうか?
そしてそれは、最近の知見の先取りだったのではないか?
まあ、何の科学的根拠もなくこんなことをふと思った。