睡眠

若い頃は「おやすみ3秒」「どこでも寝られる」人間だった。

この数年は寝られなくなってきた。

5時間も寝れば目が覚めるようになったし、

昼寝をしたら夜寝付けなくなってきた。

 

だから、たまに眠剤を服用する。

もちろん診察を受けて処方してもらっているものだ。

先日、やけに早く寝た時があった。

8時頃に布団に入った。

目が覚めたら12時だった。

「これはマズい!」と感じた。

研究館で「進化の話」が催される日だったので

12時から起き続けていては体力が持たないだろう。

だから、眠剤をのんだ。

 

話はずれるが、普段は5時前に起きて始発の快速電車で出勤するので

この時間に眠剤をのんだら起きる時に薬の効果が残るので

平日ならもちろん薬はのめない。

だからそのままなんとか寝ようとするのだが

この日は朝の9時までにいけばいいかと考え服用したのだ。

 

で、話を戻して、薬を飲んだがまったく寝付くことができなかった。

何度も寝返りを打ち、意識もしっかりとしていた。

感覚的には30分くらいたったであろうか、

「もう無理だ」とあきらめ、

寒いから「風呂に入ろう」と思って時計を見た。

一瞬目を疑った。

なんと「6時」だった。

おそらく眠剤をのんだ直後から熟睡していたのだ。

 

この話を補助員にしたら「複雑な睡眠ですね」といわれた。

でも、冷静に考えると、

夜の8時に布団に入り、12時頃にちょっと目覚めて、

またすぐに眠りについて6時まで寝ていたという

単純な睡眠なのだ。

ただ、気持ち的には複雑で、

ものすごく長く寝たのに「あ〜、よく寝たあ」って気持ちになれなかった。