ランチバイキング

土曜日の昼に大阪のホテルでランチバイキングを食べました。

ヒマだったのでふらっと向かっただけのことです。

ランチバイキングは食べ物の種類も量も好みで取って来れますし、

飲み放題プランにすれば好きなだけ好きな種類のお酒を飲めますので、

たまに利用するのです。

 

その日も、軽い食事をとりながらワインを飲み続けていました。

すると隣の席に、おそらく未就学児を連れた家族が座りました。

ここから先はご批判を賜るかも知れませんが、

子供は興奮状態で甲高い声を張り上げバタバタと暴れ、

正直申し上げてとても不愉快でした。

この不愉快さは子供に対してではありません。

親に対しての感情だったと思います。

親は子供を叱ることもせず、ただただ普通に食事をしておりました。

子供がじっとしていられないのは重々承知しているつもりです。

だから、できたら大人が静かに利用する場所には

ある程度の年齢になるまでは連れてきていただきたくない。

しかし、それも強く言うつもりはありません。

でも、もし明らかに自分の子供が他人に迷惑をかけていると思えば

親のどちらかが外に連れ出すとかするのもマナーだししつけだと思う。

これは子供のいない人間の傲慢な考えなのかもしれない。

でも、そういう「騒ぎ」が想定されていない場所では

やはり子供を連れてきた側に配慮を求めてしまう。

もう一度言うが子供というのはそういうものなのだと思っている。

だから子供が暴れたり泣いたりする事自体は構わない。

どうしようもない状況もあると思うし、

親が最大に配慮して、それでも周囲に迷惑が及ぶのは、

私なら仕方ないと思い我慢もしよう。

やはり、「子供だから仕方ないじゃない」とする親の考え方が

おそらく私の気持ちを不快にしたのだろう。

少しでもこちらに向いて「ゴメンなさいね」という言葉や態度を示してくれたら

この気持ちは変わっていたのかもしれない。

 

この手の感情はその時にもその後にも自分自身の中での葛藤となる。

この程度のことは我慢すべきか否かということだ。

その答えはいまだに分からない。

私の心が狭すぎるだけなのかもしれない。

しかし、やはり子供を持つ親は、

我が子の行動が周囲に迷惑をかけていることを自覚し、

その配慮を示すのはすべきことだろうと思ってしまう。

その上でどうしようもないことには我慢もする。

 

土曜日はホテルの人がその家族に何か言ってくれたようで

わりと短時間に出て行ってくれたし、

それほど長時間に渡って不快だったわけではない。

しかも、徐々にワインが回ってきて気持ちよくなったので

気持ちよくふらふらとレストランをあとにした。