少子化

少子化と叫ばれて久しい。

これに関しては色々と考えることがある。

例えば、私は48歳である。

もし私がいますぐに結婚したとして子供を持てるだろうか?

すぐに子供ができても私が68の時に成人することとなる。

大学にでも行ったら70歳まで扶養しなければならない。

最近は晩婚であるそうだ。

ということは、ここまで極端ではないにしても、

結婚はしても子供を作らない、というか作れないカップルが多くなるだろう。

これって割に本質的な問題だと感じている。

待機児童がどうの保育所の数がどうのという議論も大切だろうが、

そもそも、子供が生まれたら国家が育てるくらいの頭の切り替えでもなければ、

40歳を過ぎて結婚したら子供は産めないだろう。

 

もう一つ、全く別の視点からも考えが生じる。

例えば年金問題。

将来に自分たちがもらえる年金が少なくなるから払わないとか、

少子化でこの制度は破綻しそうだからとか言うが、

ちょっと冷静に考えたら、

とにかくいまの若い人たち、まあ40歳くらいまでの方々は、

少々生活が苦しくなっても子供を作ったらどうだろうか?

青鼻の垂れた子供たちが大勢走り回っていた高度成長期のように、

特にブランドの服を着せる必要もないし、

中学卒業で働いたらいいじゃない。

それでも学業を志す若者にはそれを支える制度は存在するのだから、

むかしのように学歴偏重が揺らいでいる今なら逆にそういうことができないかな。

そうすれば、40歳で子供を何人か作っていれば、

自分たちが年金をもらう時にはその子供たちは労働人口となり国家を支えている。

そういう考えにはならないものなのか?

 

まあ、私くらいの歳の男性が結婚しても子供を作れる制度を考えるのも

少子化を食い止める一つのわりと大きな鍵のような気が私にはするのだが。