放射能の監視体制
少し疑問に感じていることがある。
アメダスの範囲とまでは言わないが、
でも各市町村で放射線量を日常的に測定しているのだろうか?
もしも、普通に放射性物質をその辺りにばらまかれた時に
それを検知することはこの日本ではできるのだろうか?
核爆弾のような過激なものではなく、
単に使用済み核燃料を外国から持ち込み、
それを東京でも大阪でも、どこか都会の真ん中に分からないように放置した時に
それを検出する仕組みってあるの?
私はそんなものは危機管理の、国防の初歩の初歩だから、
当然存在しているとずっと思っていた。
どこかで急激に放射線量が上昇したら
それは瞬時にモニターされ当該市町村と政府に報告されるのだろうと思っていた。
しかし、いま東北で各地の放射線量がモニターされているかといえば、
そうではないような気がする。
いまは、その仕組みはでき上がっているのかもしれないが、
震災当初は少なくとも周辺の放射線のレベルが報道されることはなかったと思う。
実際のところどうなのだろうか?
これは調べたら分かるの?
それから、いままで原発を攻撃するってすごいことだと思っていたけど、
実際には冷却機能を目に見えないかたちで動かなくさせるだけで
これほど重大なことになるなんて知らなかった。
外部電源と発電機能を壊してやるだけでこんなことになる。
それを想定した「守り」は原発にできていたのかな?
考えれば考えるほど日本国家としての危機管理意識の脆弱さに恐怖を感じる。
まあ、この手の話は最重要機密だろうから聞いても教えてくれないだろう。
教えてくれなくてもけっこうだからちゃんとしておいて欲しいなあ。