バタバタと
先週から公私に渡って雑用が(公の方を雑用と言ってはいけないのかも知れませんが)。
私はいつも週末に時間をかけてコラムを何本も書いています。
で、平日の朝それに目を通し、誤字脱字やつながりの悪い部分を書き直してから
公開するという方法をとっています。
ですから、毎日更新されていても毎日書いている訳ではなく、
週末に時間が取れないときには翌週はコラムを公開できない事となります。
で、この季節は阪大の大学院の学位審査の時期に当たっており、
先週は博士、今週は修士の学位審査でした。
私は7人の審査をしており、
7本の論文を読まなくてはならなかったので、
週末には時間に余裕がなくなってしまいました。
で、気が付いたら今日はもう木曜日。
この文章はまさに今日の朝、研究室で書いているのですが、
まともにコラムを更新できずに一週間が終わりそうです。
毎日、変わらずに約50人の方々がブログのチェックをして下さっているようなので、
何か書かなければと焦りはするのですが、
それほど簡単に書く事が決まる訳でもなく、
書きたい事があってもそれをまとめる時間が足りないなどと
なかなかつらいものがあります。
一応、ミステリと科学の絡みでいくつか書きたい事があるのですが、
やはり時間がないと考えがまとまりません。
時間があってもまとまらないものを朝の短時間でまとめるというのは酷な話で、
またゆっくりと時間をかけて考えます。
ところで、外来語を好きではない橋本がミステリと書いている事に違和感があると
ヤンワリとですがちょっと非難めいたご指摘をいただきました。
たしかにその通りですね。
乱歩の頃は探偵小説、その後は推理小説と呼んでいるので、
私もこのどちらかから選択をすれば良かった。
ニュアンスとしては探偵小説って言葉の響きが良いと思いますが、
特に探偵を欲している訳ではなく、
前時代的な「神のような」探偵が登場するのも好きではありませんので、
今後は(忘れていなければ)推理小説といわせていただきましょう。
「科学」と「サイエンス」を使い分けているように、
「推理」と「ミステリ」と使い分ける事は必要かもしれないと思いつつ、
カタカナの「ミステリ」と漢字の「推理」の間には
私にとっては違いが、今のところは、ないと言わざるを得ないので
これから考えてみます。
北村薫さんが「薔薇が先にあり、それを示す薔薇という名前があとからできた」と書いていますが、
これには全く反対の立場を取っている事は皆様にはご理解いただけるでしょう。
もちろん「薔薇」という言葉自体は他の物でも良いのですが、
要するにアプリオリに何かが存在し、それに名前が付けられたという考え方は
絶対的に間違っていると思います。
などと、ミステリと推理の話から横に流れてしまいました。
では、今週末には時間ができるように祈っています。