経済原理・・・なのかな?
おそらく小学生レベルの質問だろうが、
「何も物を作ることもなく、商売で利益を得る努力もせず、
金を稼ぐ労力なしになぜお金が稼げるのか?」がわからない。
要するに、投機でなぜ儲かるのか知りたい。
儲かる仕組みくらいは分かる。
株なり土地なり原油なり、
買ったときよりも値上がりした時に売れば儲かることはわかる。
ただ、なぜ実勢価格を大きく上回った値段がつくのか分からない。
その会社が有望であると思えば、
その会社の株を買って配当を期待するのは分かる。
立地条件がよく、その場所で商売をすれば利益が期待されるのであれば
地価が上昇するのも分かる。
これらは単純に需要と供給の話で理解できるからだ。
しかし、売る為に値上がりを期待して購入するような
いわゆる投機というものがわからない。
実際の価値の何倍も、あるいは何十倍何千倍もの価格で売買されるとき
その根拠となる価格設定が分からない。
なぜ、そんな物にそんな金額を出せるのか理解できない。
その会社が好成績だから株を買うのではなく、
その会社の株が上がりそうだから株を買うって、
その会社の実際の価値を評価せず、
株価がつり上がりそうということに価値を見いだすことに、
そして、そのようなものを右から左に動かすだけで大金が手に入り、
額に汗して作った農産物が二束三文で買いたたかれることに理解がついていかない。
私の「常識」では、物を作ってあるいはサービスを提供して
汗を流した対価としてお金を手にするはずだ。
しかし、そうではない現実が正しいとはどう考えても理解できないのだ。
難しい理屈で説明されて何となく納得しても、
でも、思考は元に戻って、労働のないところにお金が発生することへの違和感は排除できない。
そして、労働をして真っ当にそして地道にお金を稼いでいる人が、
マネーゲームで巨額の富を得た人から蔑まれることが理解できない。
お金を手に入れることがゲームのような感覚になっているようだ。
物を作った人、汗を流した人を評価する世界を作らなければ
大切な物を失うだろうと私には思えてならない。