消費税減税

お金の話である。まあど素人なので、昼間から赤い顔をして立ち飲み屋に居座っているおっさんの戯言とお聞き流しいただきたい。

各党が掲げていた消費税減税の公約は見た目ではあまり大差ないと感じる。もっと言えば、現有議席はゼロで今回の立候補者も数人、それも報道ではひとりも当選できないだろうなどと言われているどこかの党に「税金を国民に!」などと言われても、仮に全員当選したとして、どうやって実現するのか?と疑問にはなる。その意味では、基本的には政権与党にならなければ公約は実現できないのだろうが、それでも投票によって国民の声を政府に耳を傾けさせることは大切だと思う。参院選で国民民主や参政党などが議席を大きく伸ばしたことによって行政の方針が少し変わったように思えるからだ。

私が問題だと感じている点は、支出を大きく減らせるのであれば減税も構わないと思う。節約も必要だろうが、それで捻出できる規模はしれている。だから、基本的には税収は何らかの形で今の規模を維持しなければならないことは明白だろう。とすれば、税金の形ではなく社会保障とかそれ以外の形かもしれないが減税分は必ずどこかで取られる。だから、目先の「減税」に誤魔化されないようにしたいと思う。ただ、ここではあえて「誤魔化されないように」と書いたが、政治が誤魔化しているとは思っていない。ただ世論が「減税減税」と叫び、「減税を謳った政党」の支持が伸びている現状では「減税」を謳わなければ選挙で勝てない。「選挙で勝つ」とは何も私利私欲ではないと思う。選挙で議席を獲得しなければ自分たちの公約が実現できない。思っている政策を実行できない。与党であれば安定多数を取らなくては、何をするにも「反対」される危険がある。だから、世論に寄るのは仕方ないだろう。「誤魔化されないように」と私が言うのは、消費税減税だけが行なわれて他は変わらないと思うのではなく、比率が変わるだけだと考えるべきだということである。選挙ってある意味では、どのように税金を使ってほしいかを選択するものであろう。同じ税収で消費税を引き下げるのを選んだら、それ以外の増税を選んだこととなるはずである。そこは理解しておかないと、選挙後に「騙された」となる。個人的には、「これは引き下げるが、こちらは引き上げる」というふうに、自分たちの公約の「良い面と悪い面」を同時に示してほしいと思う。「これをやったら全ては薔薇色」って耳障りの良い公約の方がよほど胡散臭い。