国際卓越研究大学 その3
ここまで書くとご理解いただけると思うが、研究費全体の額を増やさずに競争的資金を増やすとすれば、公費を減らすしか方法はない。過去に「2番ではいけないのですか?」という言葉が話題になった。そのあたりから、支払った金額に対する成果を求めるようになったように思う。だから、何の審査も受けずに公費として支払われる研究費に対する批判が生じた。個人的には、ほとんどの研究予算が無駄になったとしても、日本中の研究者の中で10年に一人、大隈さんが現れたらそれで十分に元をとっていると考える。研究をやっても思った通りの結果など出るものではない。結果が出ない研究を否定するので、結果が予想される研究が行なわれる(そうでないと資金を獲得できないから)。結果が予想される研究にお金を払って行なう意味があるのですか?世界のトップグループの最後尾にかろうじてしがみつき、それで「最先端」ということに意味があるのか。