カエルの水槽

昨日、カエルの水槽一式を運び出しました。この水槽は、私がアメリカから帰ってきて京大ウイルス研でお世話になる時に業者の人と二人三脚で作ったものです。その後、この業者はこの水槽を販売しました(今ではもう売っていないそうですが)。その時の販売価格などから考えると、概算で1千万円に近い金額になるということです(材料費だけだったらこの数十分の一、手間賃を入れたとしてもかなりのぼったくりだと思います。しかも、「共同制作者」の橋本に一切のキックバックもない・・・)。

この春、東大から葉山の統合進化科学研究センター(総研大)に移られた入江直樹さんにもらっていただくことになって昨日の搬出となったわけです。かれこれ30年使用してきたのでガタも来ていると思いますが、そのぶん愛着もあるので引き続き利用してもらえることは素直に嬉しいです。水槽室の大きな部分を占めていたので今の水槽室はがらんとしています。引退の日が近づいていることを現実として感じつつあります。