勘違い?

高校生の頃、社会科が神懸かり的に得意だった友人から、

「一級河川とは県境を跨いでいる川である」と言われ鵜呑みにした。

鵜呑みにしただけではない。

偉そうに吹聴しまくった。

結果は完全に間違えていた。

 

「カルボナーラは上からかける黒胡椒が炭のように見えるから」と話しているのを聞いた。

「だからたっぷりかけましょう」ってことだ。

これまたカルボナーラの登場するありとあらゆる状況で話し歩いた。

「山でも簡単に作れると炭焼き職人がよく食べていた」との解説を最近聞いた。

「一級河川」は身近に証拠があるので間違いだと気付くが、

「カルボナーラ」はどちらが間違えているのか分からない。

でも、私とは違う方を聞いた方は私が吹聴していることを耳にして

「橋本は何も分かっていないのに嘘をついている」と思うかもしれない。

 

さて、こんな妄想をしたのはオリンピックの「ヘイ、ジュード」からである。

「ヘイ、ジュード」は言わずとしれたビートルズナンバーである。

ポール=マッカートニーの美しい歌声と

カラオケで歌うと「演奏中止」ボタンに手がいくくらい

歌の最後に永遠に続く「ラーララララララー」の繰り返しが印象的な曲だ。

この曲はポールが、ジョン=レノンの息子ジュリアンのために書いたそうだ。

オノ=ヨーコの元へ行ってしまった父親を悲しむジュリアンを元気づける曲らしい。

これはよく様々な人に話した。

しかし、上にあげた以外にも様々なデマを吹聴した経験から、

どうしてもこの手のウンチク話には警戒をしてしまう。

そういえばウンチク本にも明確な嘘が書かれている。

また、諸説が存在するのにそのうちの一つだけを書いてあったりする。

だから、「偉そうに」ウンチクを語り聞かせるのにシラフでは勇気が出ないのだ。

 

さて、病院に行ってきます。