50-50 おまけ

ルールの変更はともかくとして大谷がこれだけの数の盗塁を記録した意味は大きいと思う。それは、シングルヒットであろうがエラーであろうが四死球であろうが、大谷を塁に出せば即二塁打を打たれたに等しくなることだろう。

大谷の今シーズンのヒット数は197、二塁打は38、三塁打は、7本塁打は54であるから、単打は98となる。四死球は87なので、短打とあわせて185のうちの59は二塁打と考えてもいいわけだ(3盗もあるが、ここでは無視する。もちろん、二塁ランナーが三盗する方が攻撃力としてはさらに高いだろう)。今シーズン、ナ・リーグで最も2塁打を打った打者はトーバーの45本で、彼の盗塁は6である。こう見ても、大谷の「攻撃力」は凄まじい。

ちなみに、塁打は大谷が411で、2位がオズーナの330であるからダントツである。が、盗塁も合わせれば実質はもっと高い(オズーナの盗塁は1個だけである)。この辺りにも、チームへの貢献度は計り知れない。だからこそ、中途半端にイチローの記録と比較して欲しくないのである。