大阪中体連の申し込みミスの問題
これは本当に子供達が可哀想だと思うし、申し込みを怠った大阪の中体連にも責任が問われてしかるべき問題だろう。ただ、この話を最初に聞いた時に不思議に感じたことは、日本陸連の責任が議論されていないことだ(いまはその議論もされているのかもしれないが、私は知らない)。事柄の性質上、全国の都道府県から申し込みがなされるであろうことは日本陸連(の担当部署)は承知しているはずである。また、大阪府で予選も開かれ代表選手が決まっていることも把握しているだろう。そうでなければこの団体の存在意義が問われることと思う。だったら、締め切りの当日の朝、遅くとも半日前には参加登録について確認してしかるべきだろうと思う。個人が参加登録する場合だったら日本陸連の言い分もわかる。個人のことを一つ一つ把握できないだろう。でも、都道府県である。絶対に参加することが予定されている団体である。もし何らかの事情で大阪府全員が棄権するのだとしても、それを一度確認することはむしろ日本陸連の仕事だし責任ではないか?私がいつも言うのは「最悪を想定しなければ危機管理はできない」「性善説では危機管理はできない」である。人間はミスをする、すべきことを忘れてしまう。だからこそダブルチェック・トリプルチェックを行ない、その起こりうるミスを全体でカバーする体制を整えておくべきである。大阪の中体連も個人に任せていたということなのでダブルチェックが機能しなかった。同様に、日本陸連にもその責任は問われるべきだと思う。規則や法律上で日本陸連に責任はないとするなら、その規則が間違えている。「あれ、大阪からまだ参加申し込みがありませんけど?」って絶対に誰かは認識していただろうし、締め切り前の確認すらもしていないのであれば日本陸連が機能不全に陥っている。
申し込みを忘れた大阪中体連が責任を負うのは当然のことだが、これは事前に想定されるミスでもあろう。その想定をせず、それが起こった時の対応すら事前に決定しておらず、「規則」を唯一の盾として、その責任を一人(一つの団体)に押し付けることに強い違和感を覚える。